Jan 26, 2021

親子教育のリーディングブランド「Parenting(親子天下)」と5xRubyが共同でストリーミング型オーディオブックサービスを創出

Parentingと5xRubyによる子ども向けオーディオブックサービスの共同開発

Parenting(親子天下)は2008年の創立以来、質の高いコンテンツの提供やコミュニティプラットフォームの運営に加え、常に新しい取り組みに力を注ぎ、保護者や教育者にとって意義のあるサービスを提供し続けてきました。中国語圏における親子教育サービスのトップブランドとなることを目指しています。

デジタル時代において、保護者や教育者が直面する課題やニーズは日々増え続けています。子どもの学習能力を高めるという使命感のもと、Parentingは考え続けてきました。保護者と教育者を実際に支えるためには、次にどのようなプロダクトを打ち出すべきか。そして、理念を台湾の外へ広げ、企業のビジョンを海外の中国語圏へ届けるための架け橋として、どのようなプロダクトを選ぶべきか。

子どもの成長過程において、児童書は欠かすことのできない教材です。子どもに世界を知るきっかけを与えるだけでなく、文字や絵、映像や音声による刺激を通じて、心身の総合的な発達を促します。子ども向けオーディオブックから始めることは、最適な第一歩でした。

Parentingは以前にも外部の開発会社に子ども向けオーディオブックプラットフォームアプリの開発を委託していましたが、当初の設計は柔軟性に欠け、ビジネスモデルを調整することができず、顧客が求めるオフライン再生にも対応していませんでした。

今回、クライアントはビジネスモデルの転換に加え、持続的に運用できるプロダクトの構築を望んでいました。パートナーを選ぶにあたっては、候補者がParentingの理念に沿った開発サービスを提供できるかどうかが極めて重要でした。同時に、社内の開発チームはこれまでデジタルプロダクトを自ら開発した経験がなかったため、この機会にチームに実践経験を積ませ、全体の技術力を高めたいとも考えていました。

3社以上のパートナー候補と話し合った結果、クライアントは自社の技術水準とビジネスモデルを最も深く理解していた5xRubyをパートナーに選びました。将来的には自社チームが運用を引き継ぐことを目標とし、5xRubyのチームには技術移転もあわせて検討するよう依頼しました。そこで役割分担として、Parenting自社の開発部門がバックエンドを、5xRubyがフロントエンドを担当することになり、2つのチームによる協働の旅が始まりました。

子ども向けオーディオブックアプリ


画像出典:https://storyapp.parenting.com.tw/

一般的に、アプリを2つのプラットフォームに対応させる場合、それぞれで使用する言語が異なるため、2組の開発人員を同時に確保する必要があります。より迅速かつ効率的に目標を達成するため、本プロジェクトではReact Nativeを採用しました。React Nativeで開発したアプリは両プラットフォームで動作するため、iOS版とAndroid版を別々に開発する場合に比べて50%以上の時間を節約できます。

また、アプリの主な機能はサブスクリプションとストリーミング再生です。ストリーミング再生は今や一般ユーザーにとってごく身近な機能ですが、開発面では非常に難易度が高いものです。「ストリーミング音楽プレイヤー」という仕様だけでも、その複雑さは一企業の主要な収益源となり得るほどで、数十人規模の開発体制を要します。5xRubyは複数のシニアエンジニアを投入し、要件に合ったプレイヤーの構築を支援しました。さらに、React Nativeという新しい技術を活用する中で、一部のコンポーネントが公式に十分サポートされていないことを発見すると、自ら修正に取り組み、その修正版をクライアントのプロジェクトに活用しました。

5xRubyのエンジニアが修正したバグの中には、フレームワーク自体の低レイヤーの問題も含まれていました。


本プロジェクトのフロントエンドはアプリ上で表示されるため、各メーカーのスマートフォンの画面の違いに合わせて、エンジニアは機種ごとにUIの表示を一つひとつ調整する必要があり、これもプロジェクトの大きな課題となりました。たとえばノッチ付きのiPhoneでは、デザイナーのイメージを実現するために何度も調整を重ねる必要がありました。

複数のチームが関わるプロジェクトでは、一部の変更が全体に影響を及ぼすことがよくあります。5xRubyは協働の過程でクライアントの状況を十分に理解し、メンバーが一時的に離脱しなければならない場合でもすぐに代わりの人員を補充し、開発を滞りなく進めました。クライアントの社内システムが非常に複雑な状況においても、目標を順調に達成し、クライアントチームの力を高めたことで、厚い信頼を得ることができました。

特筆すべきは、本案件ではフロントエンドとバックエンドの両方が必要だったことです。一般的には、まずバックエンドがフロントエンドで使用するAPIを用意しますが、今回はスケジュールが逼迫していたため、フロントエンドの着手時点では接続できるAPIがありませんでした。そこで私たちはこれまでの経験を活かし、APIの仕様をあらかじめ想定したうえで、クライアントのチームに対応を依頼しました。その結果、両者はシームレスに接続され、統合にかかる工数を大幅に削減することができました。

プロジェクト終了後も、これまでの良好な協力関係を踏まえ、クライアントは5xRubyと顧問契約を結ぶことを決定しました。新しい技術を用いてプロダクトを最適化する際にクライアントチームが直面する課題の解決やコードの改善を継続的に支援し、チームの前進を後押ししています。

Parentingのプロジェクト責任者であるデジタル研究開発センター所長の駱意欣(Michelle Lo)氏は、次のように語っています。

「5xRuby(五倍紅寶石)の技術的な専門性は非常に信頼できます。彼らと協働する中で、社内チームの力も大きく成長しました。」

この言葉は、5xRubyへの厚い信頼を表しています。

最初のバージョンは2019年11月にリリースされ、2020年2月にはIAP(アプリ内課金)を導入しました。現在までに有料ユーザーは1万5,000人を超え、累計ダウンロード数は約10万件に達しています。

Parentingとともに歩んだ日々を振り返ると、親子教育業界のリーディングブランドから信頼を得て、同社初の自社開発デジタルプロダクトの構築を支援できたことを大変光栄に思います。同時に、ストリーミングサービスの実現に関する経験もさらに積むことができ、業界のノウハウを深める道のりにおいて、大きな一歩を踏み出すことができました。


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