新時代のエンジニア進化論:「オタク」を自称する時代は終わり、コミュニケーション力がより重要に!

年に一度の Ruby プログラミング言語とソフトウェア開発の祭典「RubyConf Taiwan 2021」が、7月31日から8月1日までの2日間にわたりオンラインで開催されました。5xRuby(五倍紅寶石)の共同創業者であり RubyConf Taiwan の主催者でもある鄧慕凡(Mu-Fan Teng)も、めずらしく対談セッションのひとつに登壇し、JetBrains Developer Advocate の范聖佑(Shengyou Fan)氏、JSDC 発起人の Caesar Chi 氏、電獺(Otter)Deputy CEO の蘇芃翰(通称「豬排」)氏とともに、エンジニアのキャリアと技術コミュニティについて活発な議論を交わしました。
Covid-19 の世界的な感染拡大に伴い、多くの起業家が台湾に戻ったことで、国内における上級ソフトウェアエンジニアの需要はさらに高まっています。こうした状況の中で、新時代のエンジニアは職場でどのように自らの価値を示し、市場のニーズに応えていくべきなのでしょうか。
思考力を養い、「若手エンジニア」の3つの懸念を乗り越える
「新時代のエンジニア」とは年齢による区分ではなく、この時代に合わせたエンジニアの進化を指しています。鄧慕凡によれば、5xRuby がエンジニア人材のテーマに注目するのは今回が初めてではありません。実は 5xRuby はもともと人材育成から始まった会社であり、専門技術と人材育成を同じくらい重視しています。彼は、エンジニアの育成も時代とともに進化すべきだと考えています。新時代のエンジニアは「オタク」を自称するだけではいられず、表現力やコミュニケーション力をより発揮する必要があります。技術の背後にあるロジックをわかりやすい言葉で説明できることは、すべてのエンジニアが身につけるべき基礎力です。
良いコミュニケーションこそが、問題解決のカギとなる能力です。「何でもマニュアル頼み」「ゼロから考える力が足りない」「問題にぶつかったときに応用が利かない」。これが、鄧慕凡が若手エンジニアに見ている3つの懸念です。技術情報が今ほど簡単に手に入らなかった時代のエンジニアは、問題に直面すると「あらゆる手を尽くして答えを探し出す」力がほぼ自然と身についていました。一方、今の新世代のエンジニアは先人の知恵に頼る傾向があります。鄧慕凡は、新世代のエンジニアにも多くの創造性や長所があるものの、これらの懸念は見過ごせないと語ります。
「技術コミュニティへの参加」を通じて想像力を発揮し、クリエイティブで新しい方法でパッケージを組み合わせ直し、問題を解決していくことは、まさに思考力と表現力を鍛えるプロセスです。鄧慕凡はさらに、「たとえ10年以上前のオープンソースであっても、書き直して公式に取り込まれれば、それが名声を築き、オピニオンリーダーになるための最短の道です」と明かしました。
変化を求め続ける!技術コミュニティへの参加はベテランエンジニアにも大きな力に
新世代のエンジニアだけでなく、経験を積んだエンジニアも常に変化に対応できる状態を保つ必要があります。鄧慕凡は「コミュニティへの参加は若い人だけのものではありません」と強調します。技術コミュニティは専門知識やスキルの習得に役立ちます。質問することも、答えることもでき、議論はトップにまで直接届き、パッケージの作者本人に質問することさえできます。同時に、中堅・上級の管理職や技術業界の人脈を築くこともできます。ベテランであれ後進であれ、コミュニティへの参加期間が長くなるほど、蓄積されるスキルと人脈の力は決して侮れません。
今日は技術も分野も多く、変化もさらに速くなっています。「10年間同じことをやり続ける人にはならないでください」。これが鄧慕凡からすべてのエンジニアへのメッセージです。学ぶ心を忘れず、積極的に技術コミュニティに参加し、教えることで学び、臨機応変に対応できる状態を保てば、競争力が問題になることはありません。
5xRuby 創業の原点のひとつは、技術コミュニティの運営から始めて、台湾に絶えず循環する Ruby エンジニアのエコシステムを築くことでした。そのため鄧慕凡は、若手エンジニア、特に Ruby / RoR を学んでいる方々に、積極的にコミュニティへ参加するよう呼びかけており、コミュニティでいつでも気軽に声をかけてほしいと話しています。今後もさらに多くのコミュニティ交流イベントを開催し、交流をいっそう活発にしていく予定です。
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会社概要
五倍紅寶石股份有限公司(5xRuby)は2014年に設立された、台湾で Ruby プログラミング言語に精通した最も代表的な企業のひとつです。Ruby on Rails フレームワークを中心としたウェブサービスを手がけ、ブランドクライアントは台湾、シンガポール、日本などに広がっています。海外スタートアップの越境 EC サービス開発を支援してシリーズ A の資金調達成功に貢献したほか、台湾の多くの上場企業向けに自社アプリやウェブサービスを開発してきました。ブランド向けの技術相談や企業技術顧問などを通じて、ウェブ開発の確かな基盤づくりを支え、専門的なウェブソリューションを提供しています。
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