Dec 6, 2021

2021 年を振り返り、2022 年を展望する:5xRuby(五倍紅寶石)ソフトウェア開発の次の一歩

2021 年も残りわずかとなりました。年の瀬にあたり、会社を立ち上げた原点と、来年の展望について皆さんにお話ししたいと思います。

業界の皆さんはご存じのとおり、私たちは Ruby と Rails フレームワークに特化して開発を行っています。Ruby への愛が高じて、社名にまでしてしまったほどです。しかし、毎年のように「Ruby はもう終わりなのでは」と聞かれても、そして私たち自身も新しい技術やツールで遊ぶのが大好きなのに、なぜこの道を揺るぎなく 7 年間も歩み続けてきたのかは、あまり知られていないかもしれません。

2021 年 8 月、私は社内の全体会議で、創業当時のストーリーをお話ししました。

なぜ私たちは Ruby が好きなのか?

会社を立ち上げる前、私たちは皆さまざまな言語で開発を経験してきました。Ruby の生みの親である まつもとゆきひろ氏(以下 Matz)は、著書『Ruby プログラミング言語入門』(仮訳)の序文でこう書いています。

「Ruby と Perl や Python との決定的な違いは『楽しさ』であり、それこそが Ruby の存在価値です。少なくとも私の知る限り、現在(注:本書の発行時点)、Ruby ほど『楽しさ』を重視した言語はほかにありません。Ruby は純粋な『楽しさ』のために設計されました。Ruby を生み出すことも、使うことも、学ぶことも、すべての人が楽しめるようにすることが私たちの目的です。ただし楽しいだけではなく、Ruby は実用性も非常に高い言語です。実用的でなければ、ユーザーに楽しさをもたらすことも難しいのではないでしょうか?」

 

この言葉は私たちの心に深く響きました。実際に Ruby で開発していても、心からそう感じます。Ruby での開発は、本当に楽しいのです!

その後、技術コミュニティを通じて多くの同志と出会い、Ruby を通じてたくさんの友人ができ、そしてこの会社を立ち上げました。これまでに国内外の 30 社を超える企業やスタートアップと長期的に協業し、Ruby を使う楽しさを共に味わいながら、台湾の開発者の確かな技術力を実感していただいています。また、Ruby コミュニティ最大のイベントである RubyConf Taiwan を主催し、この楽しさを伝え続けています。

世界有数のプロダクト企業も、Ruby を使い続けたり、Ruby へ移行したりしています。初期の Twitter や Airbnb をはじめ、動画配信プラットフォームの Netflix、チケット販売プラットフォームの KKtix、教育プラットフォームの Hahow(他の言語から Ruby へ移行)、メディアプラットフォームの Bloomberg、ソーシャルプラットフォームの Twitch / Snap など、一流のプロダクト企業の選択が、Ruby の応用性と将来性を何よりも雄弁に物語っています。

Ruby はコストと効率の面で、常に満足のいく結果を出してきました。私たちのこだわりと推奨は、すべてここに基づいています。

私たちは知っています。皆さんがより早く完成品を見たいと思っていることを。
私たちは知っています。皆さんが研究開発の予算をより有効に使いたいと思っていることを。
私たちは知っています。その後の保守コストも重要であることを。

私たちは、Ruby と Rails による開発こそが、お客様の「Time to market」という切実なニーズに応えられると考えています。平均的な開発スピードは他の言語より 30% 以上速くなります。Ruby の技術エコシステムは活気にあふれ、新しい機能が欲しいときには、たいてい誰かが作ったライブラリをすぐに見つけることができ、問題があってもすぐに答えが得られるため、保守や拡張も比較的容易です。

プログラミング言語は道具であり、自分に合ったものを選ぶことが何より大切です。効率よく車を作れるなら、それは良い道具です。私たちが追求しているのは、自分たちが愛するもので、ユーザーを幸せにするものを生み出すことです。

私たちはこれからどこへ向かうのか?

自社プロダクトへの挑戦

今年から、私たちは自社プロダクトの研究開発に乗り出しました。年内にプロトタイプを完成させ、2022 年に正式にお披露目する予定です。このプロダクトは、より多くの人に Ruby の良さを感じてもらうための取り組みの一つでもあり、競争が激化するビジネス環境の中で、お客様がより多くの価値を生み出すお手伝いができればと考えています。

引き続きお客様の優れたプロダクトづくりを支援

私たちは今後も、一流のお客様のプロダクトを、より美しく、より強力に磨き上げるお手伝いを続けていきます。多くのお客様は創業当初から私たちと協業しており、MVP でビジネスモデルの実現可能性を検証した後の次なる課題は、市場からのフィードバックにどう応えてプロダクトをより良くしていくかです。

コミュニティから得たものを社会へ還元

私たちはコミュニティから多くの力をもらってきました。今後は長年の経験を、より多くのスタートアップや企業に還元していきたいと考えています。2021 年初めから、台湾は国際企業にとって注目の的となり、ソフトウェア産業の発展を後押ししています。その一方で、開発経験が不足していたり、技術チームとの付き合い方に慣れていなかったりして悩んでいるチームが多いことにも気づきました。こうした経験を共有し、より多くのチームの力になれる機会があればと願っています。もちろん、開発の楽しさを一緒に追い求める仲間が増えれば、なおうれしいです!

 

ゲーテ(Johann Wolfgang  von  Goethe)はこう言いました。
We are shaped and fashioned by what we love. 

 

私たちは、開発を楽しむソフトウェア開発会社です。

Have fun with Ruby, have fun with us.

 


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